第8話 暴風雨ふたたび〜神殿の決闘〜14

 
今度はクラゲを避けて、直接暴風雨に向かう。
テレパシー戦闘をノーダメージでクリアし、因縁の魔数で戦う。
今度は大勝利! 暴風雨から時間パワーもうばい、ホクホクである。
すると、海の中から唐突に人魚姫が現れた!
 
意思を持つ暴風の渦の中心に閉じ込められていたのだそうだ。
その割りに、海の中から出てきたが。
まあ、細かいことはいい。
水の中の国でおもてなししてくれるというのを時間がないので断ると、
茶の惑星に光の剣があると教えてくれた。知っていたが。
人魚姫は目から涙をこぼすと、真珠のような玉になった。これがくだんの潮満玉らしい。
満玉も手に入れたことだし、とっとと茶の惑星に向かおう。
ちなみにイラストだと人魚姫は後ろ向きなので、顔もバストもわからない。残念。
 
茶の惑星に到着した俺は、土龍の住処を避け、神殿へと向かった。
途中でまたクレバスにぶつかったので、テレポートで乗り越えようとした。
が、今度は楽に越えさせてはくれず、向かい側の地面が崩れ落ちた!
もう一度テレポートを使って脱出はしたものの、このアクシデントでテレポートを3点も失った。これは痛い。
 
通路を進んでいくと、また重装歩兵に捕まってしまった。学習能力がないな、俺。
重装歩兵隊長をテレパシーで屈服させ、他の歩兵も武装解除させる。
前に止めをさしておければこんな事にはならんのに。
また捕まっている神官さんにあいさつし、意気揚々と神殿へ向かった。
 
神殿はさすがに警戒が厳重だ。俺は泣きながらテレポートで侵入することにした。
神殿の屋根から見下ろすと、広間にはこの星の住人たちが集められていた。
奥に見える祭壇には、光の剣(今度こそ本物だろう)が突き刺さっている。
何百人もの皇帝軍の兵士の中に、一人だけ雰囲気の違う男がいた。
 
そう、顔がワニ。
 
なぜに。
 
でもそいつが隊長らしい。
祭壇の前には五人の子供が引き出され、ワニ男がしゃべりだす。
「おまえたちは誰もこの剣の抜き方を知らんというのなら、それもよかろう。
だがネロ皇帝様は、そんなおまえたちを決してお許しにならない。
よってわしがネロ皇帝様にかわっておまえたちを処刑する。
手はじめに、この五人の子供たちを血祭りにあげ、暗黒霊のいけにえにしてやろう」
光の剣が見つからなかったら、世の暴君と呼ばれる方々の性格上、処刑されるのはこの星の人々でなくてワニ男じゃないかと思いつつ、
光線銃で今にも切りかからんとするワニ男の剣を吹き飛ばす。
ワニ男の目には冷たい炎が燃え、まさに冷血動物の目だった。
ワニ男はサイコキネシスの使い手だった*1。しかもかなりの腕だ。
俺は死を覚悟して戦いを挑んだ。
 



 
意識を失った俺の体は、神殿の壁にボロクズのように叩きつけられた。
ワニ男の哄笑が響く中、広間は虐殺の舞台と化した。
 
最終能力値
サイコキネシス:9
テレポート:4←減りすぎ
テレパシー:13
クレヤボイヤンス:6
体力:0
時間パワー:38
 
このままでは宇宙が暗黒霊に支配されてしまう!
事態を重く見た銀河霊は、少しだけ時間を戻すことにした。
そう、光の子に使命を告げた時まで。

*1:超能力10、体力12。かなり強いです