第7話 やっぱりニセモノでした〜皇帝軍登場〜衝撃の事実

 
壁から光の剣を引き抜く。
これでネロを倒す3つの武器のひとつを手に入れた・・・ん!?
良く見ると刀身はぼろぼろ。似ても似つかぬガラクタだった。
くそう、ニセモノか!
こんなに簡単にはいかないか…。
貴重な超能力と時間パワーを浪費してしまった。
さすがネロ皇帝。こんなわずかな時間でこんな罠が張れるなんて。
妙に感心しつつ、先に進むと、巨大なクレバスが口を開けていた。
テレポートを使って飛び越える。
どんどん超能力点が減っていくのが不安だ。
進んでいくと、またドアだ。透視を使うのはきついので(あと6点しかない!)、
普通に開けることにする。
 
ドアを開けるとローマ帝国時代風の鎧兜に光線銃というアレな格好の重装歩兵の一団がいた。
重装歩兵はいきなり発砲してきた!
なすすべもなく、俺は気絶してしまった…。
 
気がつくと、重装歩兵の一団に囲まれ、光線銃も奪われてしまった。別にいらんけど。
隊長らしき男が尋問してくるが、俺は何もしゃべらない。
「偉大なるネロ皇帝様に逆らおうとしてもムダだ!」
なんと、予想通りネロ皇帝軍だった。
隊長も俺が光の子だと気づいたらしく、テレパシーで攻撃してきた。
テレパシーはクレヤボイヤンスと違ってみなぎっているから、この程度の相手なら楽勝だ。
勢いで他の兵士も全員武装解除させ、この場を立ち去らせる。
 
部屋には、皇帝軍につかまったらしいこの惑星の人々がいた。
その中に、太陽神の神官といういかにもな人を見つけた。
神官さんによると、光の剣はこの先の神殿に安置されているそうだ。
まだネロに奪われていないとは不幸中の幸い。さっそく取りに行こう。
しかし、ここに来て神官さんから衝撃的な事実を告げられる。
 
「青の惑星の潮満玉が必要なのです」
 
ガ━━(゜Д゜;)━━ン!
俺は泣きながら青の惑星に向かった。
また意思を持った暴風の渦と戦うのか…。