第5話 <力の石(パワーストーン)>入手〜赤の惑星

 
ばら星雲にテレパシーで話しかけると、返事がきた。
なんでも銀河霊とは10億年前からの知り合いらしく、簡単に道を開けてくれた。
グラブダブドリグ星は、ばら星雲の背後にある(どの辺が背中だかわからんが)3つの惑星のうちのどれかだろうとのこと。
適当なこと言われてもこっちが困る。
別れ際に<力の石>をもらった。
超能力を回復するときに使うらしい。
よくわからんが持っていこう。
 
ばら星雲を抜けると、彗星が尾を引いて現れた。そしてそのまま恒星に突っ込んで、さらに突き抜けていった。
なんなんだ。
近くにあるのは赤、青、茶の三つの惑星だ。
とりあえず、赤の惑星に降りてみる。
 
赤の惑星は火の星だった。惑星表面すべての物質が燃えているように見えた。
俺はファルコン号を炎と炎の間に着陸させ…
 
おい、こんな燃えまくりの惑星に着陸なんかしたくないぞ!
 
という突っ込みもむなしく強制着陸させられてしまった。
仕方なく宇宙服に着替えて外に出た。
あれ? 熱くない。
炎のように見えたのは、火炎樹の林だった!
火炎樹ってなんだ!?