第1話 VSテッド・デビアス ※短期集中連載

kanipanda2005-04-10

 
こんばんは。キワモノゲームブック担当のかにぱんだです。
 
かにぱんだというのは私がデザインしたキャラクターで、両手にカニのはさみがついているかわいらしいパンダのことです。2002年のギフトショーで参考出展され、ある大手雑貨メーカーから発売される予定でしたが、残念ながらお蔵入りになりました。私にとっては非常に思い入れのあるキャラクターで、現在メインで展開しているキャラクター(名前は出せませんが、中高生の方ならご存知と思います)よりも愛着があります。契約上の問題でデザインをお見せすることはできませんが、機会があればまたどこかで発表したいです。
 
 
 
以上、全部うそです。
 
それでは、本題に入りたいと思います。
今回のネタは、桐原書店 エキサイティングゲームブックの第6弾、「力道山アメリカ遠征」です。
もちろん著者は
ス ー パ ー 頭 脳 集 団 ア イ デ ィ ア フ ァ ク ト リ ー
です。
若手レスラーの主人公が、アメリカ遠征中の力道山からタッグパートナーとして呼びつけられるというお話です。
能力値はスピード点、スタミナ点、テクニック点、ラフ・ファイト点、根性点の5種類。
サイコロ1個+2がそれぞれの初期値になります。
面白いのは、記録紙が5角形の表になっているところです(画像のやつです)。
こういうちょっとした心遣いがたまりません!
嫌が応でも盛り上がってきますね!!
めんどくさいんで、能力値は全部最強の8にしますね!
 
はい。ルール説明のあとは、プロレス基礎知識がつらつら書いてあります。
強豪レスラー10人として、テッド・デビアス、ハリー・レイス、リック・フレアー、ブルーザー・ブロディ、ファンク兄弟、ルー・テーズジン・キニスキーミル・マスカラスタイガー・ジェット・シンが挙げられています。
まさか、この人たちと力道山が戦うんじゃないですよね!?
力道山ならシャープ兄弟とかと戦うんですよね!?
 <よく知らない人のために>
 上記の10人が活躍する5〜10年前に、力道山は亡くなっています。
 
とりあえず、力道山とタッグを組む前に、テストマッチがあるという。
一回戦目の相手は、新人殺しのベテラン、テッド・デビアス
カ〜ン、試合開始!
いきなり左腕を攻められるが、こちらもお返しにアームロックで絞ります。
グラウンドに持ち込み、さらに絞り上げます。疲れが見えるデビアス
ここで、チャンスとみて、コーナー最上段へかけ登る!
ロープ最上段からのネックブリーカー!
・・・と、そこは老獪なデビアス、首に手をかけた俺を、その体勢のまま強引にアルゼンチンバックブリーカーに持ち込みます。
投げ落とされ、意識朦朧とする俺。デビアスは倒れた俺の足に集中攻撃をかけてきます。ニースタンプとかスプリング・トー・フォールドとか。スピニング・トゥ・ホールドの誤植かと思いましたが、その後何回も出てくるので、きっとスーパー頭脳集団のオリジナル技に違いありません。フォールドってなんやねん。お前はマクロスか。
 
これは4の字を狙っているな! と直感した俺はすかさずロープをつかみ、裏返す。
結局4の字をお互いはずすことができず、レフェリーストップで終了した。
散々なデビュー戦でした。