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ヒマなので、ゲームブック出版社ガイドでも作ります。
項目は、
出版点数:そのまんまです。でも印象でつけてます。
クオリティ:というか、クオリティ・コントロールですね。
傑作があっても駄作を乱造している出版社は評価低いです。
代表作:独断と偏見で決める代表作。
てな感じで。
・秋田書店
出版点数☆
クオリティ☆
代表作:魔界城の冒険
というかこれ一冊のみ。ひたすら2択を続けていくような内容。
・MIA出版
出版点数☆
クオリティ☆☆☆☆
代表作:ドラゴンスレイヤー、ガルシアの髑髏
数は少ないものの、良質かつ野心作を出していました。
ここがもう少し頑張っていれば歴史は変わっていたかも(言いすぎ)
・桜桃書房
出版点数☆
クオリティ☆
代表作:マドンナ学園1997
エロ漫画に選択肢がついているだけ。
・学習研究社
出版点数☆☆☆☆
クオリティ☆☆
代表作:ムー帝国の興亡 -謎のムガーラ・クリスタル-
ムー帝国の興亡はなぜかブックオフでよく見かけます(笑)
シミュレーションゲームブックスシリーズは、
マルチエンディング(点数評価つき)を早くから取り入れていました。
・角川書店
出版点数☆
クオリティ?
代表作:時空の旅人
林友彦ものですが、全然記憶にないです。やっぱりプレイヤーは3人制。
・桐原書店
出版点数☆☆☆
クオリティ∞
代表作:君はエスパー、2002年銀河戦争
私がこよなく愛するスーパー頭脳集団アイディアファクトリーの作品群。
珍奇な設定と中坊の妄想のようなストーリー展開にはクラクラさせられます。
無駄に難しい判定ルールがよくついています。
・金芳堂
出版点数☆
クオリティ☆
代表作:癌の雄叫び
ひたすら2択のストーリー。間違えると患者が死にます。
女性患者とやっちゃったりしてびっくりしました。
・久保書店
出版点数☆
クオリティ☆☆
代表作:時給戦士スマイルバン 追跡!謎のG計画 ドキドキ編
子供のころ知らずに立ち読みして自分がドキドキ編。
出来としては普通。
・勁文社
出版点数☆☆☆☆
クオリティ☆☆☆
代表作:ドルアーガの塔外伝
スタジオ・ハードのファミコン系だが、後期双葉と違って、
ややハイティーン向けの内容が多いです。
ストーリーも結構凝っている。ガンダム系が評価が高いらしいです。
・光文社
出版点数☆
クオリティ☆
代表作:妖魔館の謎、F−4Jファントム ラインバッカー作戦
基本的には駄作ぞろい。「王たちの冠」の闇夜の間がひたすら続くような本。
ラインバッカー作戦は、出撃したけど敵に会えずに帰ってきた人もいるらしい。
妖魔館の謎は末弥純が挿絵を描いています。
・サンケイ出版
出版点数☆
クオリティ?
代表作:貴族仮面を倒せ!―究極のプロレス地獄に挑戦,
内容は覚えていません。数少ないプロレスゲームブック。
・JICC出版局(宝島社)
出版点数☆☆☆
クオリティ☆☆
代表作:夢幻の心臓II、ゾークI、エンチャンター
と、ファンタジー系ばかり並べてしまいましたが、
ミステリー系や映画原作ものも出しています。
露骨なパラグラフ稼ぎ(ネバーランドのリンゴの後半ダンジョンみたいな)
が時々見られるのが残念。
シリーズの特徴としては最後のページがエンディングではない、
ハッピーエンドもデッドエンドもENDで終わるのでわかりづらい、
サイコロ振りの戦闘が少ない(夢幻の心臓IIだけ?)、
ラスボスもアイテムや謎解きで終わる、等が挙げられます。
・社会思想社
出版点数☆☆☆☆
クオリティ☆☆☆☆
代表作:バルサスの要塞、さまよえる宇宙船、死神の首飾り、モンスター誕生
説明の必要はないでしょう。
ゲームブック四天王(勝手に命名)の一角。
・集英社
出版点数☆
クオリティ?
代表作:キム皇のファミコン110番
これしかやったことないです。
40パラグラフくらいのおまけゲームブックです。
ひたすらウィザードリィへの思い入れが書いてありました。
・小学館
出版点数☆☆☆
クオリティ☆☆?
代表作:ポケットモンスター
これしか遊んだことありませんが、結構ちゃんと作ってありました。
・祥伝社
出版点数☆
クオリティ☆
代表作:青函トンネル大迷宮
ただの迷路ゲーム。
・新星出版社
出版点数☆
クオリティ☆
代表作:ミッドウェー大空海戦
西東社のウォーゲームみたいなもんです。
・西東社
出版点数☆☆☆
クオリティ☆
代表作:ウォー・ゲーム、ロシア不正規隊
西東社のゲームブックは3種類です。
ウォーゲームみたいなゲームの本、
さいとうたかをのゲームコミック、
理不尽な選択肢を選ばないと死んでしまうもの。
・創土社
出版点数☆☆
クオリティ☆☆☆
代表作:Chocolate Knight、パンタクル1.01
気がついたらラインナップ出揃って来ていました。
発売日がアテにならないのと発刊ペースが遅くなってきているのが不安材料。
・辰巳出版
出版点数☆
クオリティ☆☆
代表作:剣と魔法と竜の国
無駄にカードとかおまけが多い本。
著者が山本弘なので、エロい展開が多いです(アリス除く)。
袋とじが完全フローチャートになっているので執筆の参考になるかも?
・電波新聞社
出版点数☆
クオリティ☆☆
代表作:ドラゴンスピリット 青竜伝説外伝
可もなく不可もなくというか。
ドラスピは、巻末数十ページがいわゆる
「ページ隅に印刷されたサイコロ」のかわりになってます。
パラパラめくると、現在のドラゴンの形態と、
対応する敵に与えるダメージが表になっているという。
・東京創元社
出版点数☆☆☆☆
クオリティ☆☆☆
代表作:ソーサリー!、ドラゴンの目、スーパー・ブラックオニキス
後期の作品のは、なんというか、「若いなぁ」なので、
クオリティに関してはやや低い評価(また敵を増やす…)。
ゲームブック四天王の押しも押されぬ一角。
・徳間書店
出版点数☆☆☆
クオリティ☆
代表作:ウィザード家の秘宝、巨神兵を倒せ!
あんまり印象にないなぁ。
メルヘンヴェールの表紙の構図が、コミック版ドラゴンバスターの
もろパクリだったのが思い出に残っています。
・永岡書店
出版点数☆
クオリティ☆
代表作:スペースウォーズ
割りとどうしようもない迷路ゲームでした。
・日本ソフトバンク
出版点数☆☆
クオリティ☆☆☆
代表作:ザナドゥ、LOST WORLDS
ロストワールドはゲームブックのカテゴリに入れて良いものなんだろうか…。
ザナドゥは評判いいみたいですが、それ以外は2人用ばっかりなのでなんとも。
・早川書房
出版点数☆
クオリティ☆
代表作:失われた体
ローズトゥロードのファンでもなんでもないので。
ゲームブックとしては面白くなかったです。
・バンダイ
出版点数☆☆
クオリティ☆
代表作:トップをねらえ!、熱核姉妹ツインノヴァ
悪い意味で双葉社並でした。
・富士見書房
出版点数☆☆☆
クオリティ☆☆
代表作:ブラッドソードシリーズ、鷹の探索
D&D好きじゃない人にはあまり魅力がないです。
翻訳ゲームブックが楽しいものばかりではないということを
最初に気づかせてくれた所です。
・扶桑社
出版点数☆
クオリティ☆
代表作:キングスナイト クレア姫を救え!
あの扶桑社も昔は出していたんですね。
手に入れたアイテムをチェックするだけの簡素なシステムです。
ダメな方のJICC出版系。
・双葉社
出版点数☆☆☆☆☆
クオリティ☆
代表作:地層階級王国、少年魔術師インディ、ルパン三世シリーズ
良くも悪くもゲームブック四天王の一角。
古参のゲームブックマニアには蛇蝎のごとく忌み嫌われている事が多いです。
ごくたまに良いストーリーのものがあります。
システム的には子供向けということもあって、見るべきものは少ないです。
・二見書房
出版点数☆☆☆
クオリティ☆☆☆☆
代表作:ドラゴン・ファンタジー シリーズ、ドラキュラ城の血闘、グーニーズ
実はグーニーズが一番売れたらしい。
ゲームブック四天王の一角だが、他の四天王とは毛色が違う。
版型を考えても、ハイティーン〜20代を狙っていたのだろう。
・ホビージャパン
出版点数☆☆
クオリティ☆☆?
代表作:ローン・ウルフシリーズ
ガンダムとカー・ウォーズしか遊んでないのでなんとも言えませんが、
ガンダムの出来の悪さを考えると、トータルで☆二つかなぁと。
グリーン・ノアの決断の悪いところ→大量の誤植
パレオロガス漂流の悪いところ→敵の能力値が書いてないので戦闘できない(マジ)